(公財)日本環境協会 こどもエコクラブ全国事務局は、地域で自主的な環境活動をしている全国のこどもエコクラブを対象に、災害などでライフラインが使えない状況を想定し、それらを使わないで生活することにチャレンジする防災・減災プログラム「おうちでBosai×Eco CAMP」を昨年度に引き続き全国一斉活動として実施します。
近年、豪雨や台風が増加し、それに伴う洪水や土砂崩れ等の災害が頻発しています。これらの異常気象は地球温暖化による気候変動がもたらす結果の一つではないかと言われています。そこで今回は、地球温暖化と雨の関係や水害等での避難のめやすとなる警戒レベルの説明等を盛り込んで改訂することで、より災害への備えの大切さや日々の暮らし方を考え、災害時の命を守る行動を学ぶ機会につながるプログラムとしました。
また、参加した子どもたちから取り組んだ感想や防災や減災のアイデアを活動レポートとして募集し、省エネなどの地球温暖化防止の活動が防災にもつながることや、子どもの視点でまちづくりや防災の仕組みについて考えることで、防災の重要性を全国に広く発信して啓発を図ります。 なお、本プログラムはこくみん共済 coop と連携・協働して実施いたします。
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1 実施目的
- 全国各地のこどもエコクラブの子どもたちが、ライフラインが使えない状況を想定したプログラムに取り組むことで、災害に対する日々の備えの大切さや命を守る行動について学びます。
- 防災プログラムを通じて感じたこと・考えたことや防災や減災のアイデアを活動レポートで表現し、省エネなどの地球温暖化防止の活動や自然や生物多様性を考える環境活動が防災にもつながることや、子どもの視点でまちづくりや防災の仕組みについて考えることで、防災の重要性や災害時における安全な対応等を全国に発信します。
- 全国のクラブが一つのテーマに基づいた活動をすることで、こどもエコクラブとしての一体感を高め、メンバーの達成感・充実感を共有します。
- こどもエコクラブのメンバーが、自分たちだけでなく家族や周りの人と共に活動することで、身近な人々や地域の防災・環境意識の向上にも貢献します。
2 実施概要
対 象:全国のこどもエコクラブ(メンバー、サポーター)
活動内容:電気やガス、水道などのライフラインを使わない生活にチャレンジする他、ビニール袋や段ボールを使って生活に必要な道具を作るなど、ライフラインが使えなくなってしまった時に役立つ方法や工夫を体験する。
また、これらの取組で感じたことを家族や仲間と共有し、日々の備えやエネルギーの使い方、毎日の暮らしを見直すきっかけとする他、自身で防災・減災のアイデアを考えることで防災の重要性を認識する(SDGs11「住み続けられるまちづくりを」を考えるきっかけにもつなげる)。
なお、参加申し込み先着3,000名には、上記防災プログラムを掲載したオリジナルのワークブックを配布する。さらに、防災プログラムに取り組んだ子どもたちに活動レポートを募集し、子どもたちからの防災メッセージとし全国に広く発信する。応募者には非常用防寒ブランケットの参加賞を送付する。
活動期間:2022年10月1日(土)~2023年3月31日(金)
3 成果発表 子どもたちからの防災メッセージとしてこどもエコクラブウェブサイトに掲載して広く発信するほか、防災関連イベント等でも展示する。
なお、2023年1月末までに応募された活動レポートについては、有識者による審査会にて選考して受賞作品を決定・表彰を行う。
4 協力等 本活動は、こどもエコクラブを支援するこくみん共済 coop との協働プログラムとして実施する。
【参考:こどもエコクラブについて】
こどもエコクラブは、1995年に環境省の事業として始まりました。
2011年度からは事業発足当初より全国事務局を担ってきた日本環境協会が事業を継承し、環境省の後援、地方自治体や企業などのご支援をいただきながら、子どもたちが主体的に地域で行う環境活動・学習を支援しています。登録無料で年間いつでも参加でき、毎年約10万人の子どもたちが登録しており、今までに延べ280万人を超える子どもたちが活動を行っています。
■こどもエコクラブウェブサイト:http://www.j-ecoclub.jp/
■本件に関する報道関係の皆様からのお問い合わせは下記までお願い致します。 公益財団法人日本環境協会内 こどもエコクラブ全国事務局 担当:東・大西 E-Mail:j-ecoclub@jeas.or.jp TEL:03-5829-6359 FAX:03-5829-6190 |